鼻ニキビ治療方法

  しっかり洗顔する  

ニキビ洗顔の治療効果は、毛穴の中に皮脂を溜めさせない、毛穴の出口をふせぐ角栓を作らせない、アクネ菌や病原性の細菌を洗い流すことです。

蒸しタオルを2〜3分ほど顔にのせて毛穴を開いておきます。

お風呂での洗顔の場合は湯船にゆっくりと浸かると効果的です。

マイルドな洗顔料や石鹸をしっかりと泡立て、マッサージするように洗います。ゴシゴシと洗うのは毛穴を痛め、皮脂や角質を詰まらせる原因となるので優しく洗いましょう。

洗顔は1日2〜3回が理想です。

水だと毛穴が閉まってしまい中の皮脂が十分に取れないので、ぬるま湯で洗いましょう。

すすぎ残しはニキビが増える要因になりかねないのでしっかりとすすぎましょう。

洗顔後は、化粧水で水分補給し、美容液などで保湿しましょう。乳液には油分が入っているので控えましょう。

皮脂を好み、酸素を嫌うアクネ菌が増えると、ニキビの初期段階である白ニキビや黒ニキビが悪化し、赤く腫れあがった痛みのある赤ニキビや、膿をもったニキビへと変化してしまうことがあります。


  ニキビ治療に効果のある石鹸やジェル  

強力にアクネ菌を殺菌する作用がある過酸化ベンゾイル配合の石鹸やジェルがあります。

アメリカではニキビ治療として家庭で使用され、効果を発揮しています。

ジェルは夜の洗顔後に1日1回めん棒などを使い患部に薄く塗布します。

インターネットなどで購入できるので探してみてください。


  便秘を解消させる  

便秘になってしまうと、腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増えてきて、有害物質を多く発生させるようになります。

その有害物質や老廃物を、再び腸壁から吸収して、それが血液にのって体内を巡り、肌荒れやニキビができてしまいます。

便秘の多くは、ライフスタイルに原因があります。とくに食生活に大きな原因があるケースが多いので、タイプに応じた対策をしていきましょう。

【直腸性便秘】

便意が低下してしまうことで起きる便秘です。

習慣性便秘とも言われ、時間がなかったりしてトイレを我慢したりしていると、直腸が便の刺激に慣れ、帳に便が溜まっても便意を感じなくなってしまいます。

また、朝食を食べない人にもこの種類の便秘は起こりやすくなります。朝食を食べないと胃・結腸反射(食べ物が胃に入ったときに胃腸が動き始めること)が1番強く起こる機会を見逃しているからです。

直腸性便秘の解消法としては、便意を我慢しない、骨盤底筋を緩める、食物繊維を摂らないなどがあります。

便意を我慢してしまうのは時間がないからなので朝30分くらい早く起きて朝食を食べましょう。

骨盤底筋を緩める運動はヨガや体操にもありますし、トランポリンなども効果的です。

食物繊維を摂らないというのは、摂ったらダメというわけではなく、直腸性便秘には食物繊維で便を出すという効果がないからです。

【弛緩性便秘】

腸のぜん動運動が弱くなったことで起こる便秘です。

この便秘は年配の方にも多いものですが、若い女性でも運動不足だったり、腹筋が弱かったりすると腸のぜん動運動が弱くなるのでこの便秘になりやすいと言えます。

弛緩性便秘の解消法としては、運動で結腸周りの筋力を鍛える、結腸を刺激する、食事の改善をするなどがあります。

運動で結腸周りの筋力を鍛えるというのはジョギングやウォーキングでも鍛えることができます。

結腸を刺激するというのは、食物繊維を摂ることで刺激することができます。水溶性のものより不溶性のものが効果的ですので、バナナ・きのこ類・ひじき・玄米などをオススメします。

食事の改善では、先に述べた食物繊維を摂るほかに、発酵食品やオリゴ糖を摂るようにしましょう。

発酵食品には納豆・キムチ・ぬか漬け・塩麹・味噌・甘酒などがあります。ヨーグルトやチーズもありますが、消化があまりよくないので控えめにしてください。

オリゴ糖は腸内環境をよくしてくれます。ヨーグルトの数十倍とも言われていて、即効性があるのでオススメです。

【けいれん性便秘】

大腸のぜん動運動が強すぎて、けいれんを起こしたようになることで起こる便秘です。

けいれんで激しくぜん動運動するので、便が細切れになったり、うさぎの糞のようにコロコロした小さな便しか出ないのが特徴です。

ストレスを多く抱えている人に起こりやすい便秘で、大腸のけいれんで食後にキリキリお腹が痛くなったりします。

この便秘は、便の移動速度が速くなり水分が便の中に残ったまま排泄されたときには下痢になったりもします。

けいれん性便秘の解消法としては、リラックスする時間をとる、水溶性食物繊維を摂る、腸内環境を整えるなどがあります。

リラックスする時間をとるというのは1日の内で30分くらいは何もしないゆったりとした時間をとるということです。

水溶性食物繊維を摂るというのは、寒天・コンニャク・おくら・ワカメ・ドライフルーツなどを食べることです。

腸内環境を整えるというのは、弛緩性便秘と同じくオリゴ糖を摂りましょう。

【症候性便秘】

病気が原因になっている便秘です。大腸ポリープや大腸がん、腸閉塞などが考えられます。

便の色がどす黒かったり、鮮やかな赤色が混じっている場合は要注意です。消化器科を受診しましょう。